大動脈解離

内科一般

腹痛患者で行うべき4つのルーチン

腹痛疾患に対するアプローチ法を簡潔にお伝えします。ルーチンで「病歴」、「バイタルサイン」、「腹部所見」、「血ガス、エコー、心電図」 は忘れないようにとります。病歴は、OPQRSTの形式でもれなくとります。バイタルサインでは、軽度の意識障害や呼吸回数が重要です。腹部所見で、板状硬をみたら上部消化管穿孔を考えます。血ガスでは代謝性アシドーシス、血糖値、電解質異常(特に高カリウム血症)をcheckします。腹部エコーは超強力な武器です。心窩部痛は急性冠症候群を疑い、心電図をとります。
救急

脳卒中ミミックに騙されるな

「意識障害」「片麻痺」「構音障害」救急外来でこうした症状を目の当たりにすれば、まず疑うのは脳卒中。しかし、現場では“それっぽい”けれど実は違う「脳卒中ミミック」が存在します。本記事では、脳卒中ミミックの具体例と鑑別のポイントを解説します。