循環器

たこつぼ型心筋症

疫学好発層: 患者の80〜90%以上が女性であり、特に閉経後の中高年女性(平均年齢67〜70歳)に圧倒的に多く発症します。発症頻度: 急性冠症候群を疑われて受診した患者の約1〜2%(女性に限れば約10%)を占めており、決してまれな疾患ではあ...
内科

尿量低下の患者をみたら何を考えるか

入院患者の尿量低下(乏尿・無尿)に遭遇した際の初期対応と鑑別方法を解説。「尿が出ない=利尿薬」はNG!腎前性、腎性、腎後性の3つのカテゴリーに分けた原因検索をまとめました。
腎臓内科

血尿〜一般内科医はどう対応するか〜

はじめに:なぜ一般内科医が血尿診療をアップデートすべきなのか健診などで血尿を指摘される割合は数%~20%と日常診療で遭遇しやすいです。原因は激しい運動や月経などの「一過性」のものから、内科的腎疾患や尿路悪性腫瘍といった「見逃してはならない疾...
内分泌・代謝内科

アルコール性ケトアシドーシス

アルコール性ケトアシドーシス(AKA)は、慢性的なアルコール多飲を背景とし、栄養不良(飢餓)と脱水が複雑に重なることで発症します。血液ガス検査では著明なアシドーシスや頻呼吸を呈するものの、比較的重症感に乏しく意識が清明であることが多いのが特...
呼吸器

成人の気道異物(foreign body aspiration; FBA)

「咽頭痛のアプローチ」「SpO2低下時の対応」など、これまで上気道トラブルについていくつか取り上げてきました。今回はその延長線上にある、しかし日常診療では意外と忘れられがちな 「成人の気道異物(airway foreign body)」 を...
内分泌・代謝内科

代謝性アルカローシスは尿中Clで鑑別を

代謝性アルカローシスは、血清重炭酸イオン(HCO3-)濃度と動脈血pHが上昇する病態です。この病態のメカニズムを理解する上で極めて重要なのは、アルカローシスの「発生」(重炭酸イオンの増加)と、それが腎臓で適切に排泄されずに「維持」されるとい...
内科

破傷風

嫌気性菌である破傷風菌(Clostridium tetani)が産生する神経毒素(テタノスパスミン)によって,全身の骨格筋の強直性けいれんと持続的緊張をきたす重篤な感染性疾患です。受傷後3日~3週間で発症し、発症した場合の致死率は20~50...
内科

上大静脈症候群

以前、著明な顔面浮腫、気道浮腫で上気道閉塞にいたった症例を経験しました。お恥ずかしながら、severeな上大静脈症候群を経験がなく、対応に難渋してしまいました。自戒の意味を込めて、改めて上大静脈症候群について、複数の文献を参照しつつまとめ直...
救急

坐骨神経痛

「坐骨神経痛」の原因や神経学的所見をNEJMレビュー論文を基に解説。L4-S1の圧迫による症状の違いや、SLRT等の身体診察のポイントを臨床目線で整理しました。日々の診療や学習の振り返りにお役立てください。
内科

寝汗にどう対応するか

時折、内科外来で相談されることのある「寝汗」。多少の寝汗であれば。経過観察で良いのですが、「パジャマを着替えないほどいけないほどの寝汗」で悩まされる方もたまにおられます。国家試験的には悪性リンパ腫や結核などが思い浮かぶのですが、実際にはそう...