循環器

内科

新規の左脚ブロック

新規の左脚ブロック(LBBB)を見たとき、何を疑えばよいか。JCS 2018・ESC 2023の扱い、Sgarbossa/Smith修正基準、AMIは約3分の1という報告、虚血以外の原因(心筋症・TAVI後・心サルコイドーシスなど)を文献の原文と図で整理しました。
循環器

心不全:クリニカルシナリオ(CS)がガイドラインから削除された理由

急性心不全の初期対応で使われてきたクリニカルシナリオ(CS分類)が、2025年改訂の心不全ガイドラインから消えました。血圧だけで判断する限界、うっ血と低灌流の直接評価、CHAMPITによる原因検索など、削除の背景と今後の初期対応を解説します。
循環器

胆石疝痛でST上昇?

胆石疝痛でST上昇をきたす報告はちらほら存在する寺澤秀一先生と林寛之先生の「当直御法度 第7版」を読んでいると、ACS様心電図所見を呈する疾患群の中に「胆石疝痛」と記載がありました。「こんなことあるのか・・・?」と思い文献にあたってみました...
循環器

ラピチェック®を信じていいのか

突然の胸痛などで急性心筋梗塞が疑われる際、わずか15分で超急性期の心筋傷害を捉えることができる迅速検査キット「ラピチェック®」。 非常に感度が高く優れたツールである一方、実は「陽性が出た=必ず心筋梗塞である」とは限らないのをご存知でしょうか...
循環器

僧帽弁収縮期前方運動(SAM)はなぜ生じるのか

SAM(Systolic Anterior Motion)とは、日本語で「僧帽弁収縮期前方運動」と呼ばれる心臓の異常な動きのことです。心臓が収縮する際に、僧帽弁が誤って前方へ押し出されてしまう異常な現象です。かつてはHCM特有のものと考えら...
循環器

ドブタミンの使い方や注意点

お恥ずかしながら個人的にいまいち使い所のわからない薬剤でして、あらためて薬理作用や使いどころ、ガイドラインでの立ち位置などをまとめてみました。薬理作用ドブタミンはカテコラミンの一種で、β作用(主にβ1作用)が主体の強心薬です。 β1作用には...
循環器

ノルアドレナリンの使い方

敗血症性ショックにおけるノルアドレナリンの使い方について、院内勉強会での内容をまとめました。個人的なメモですのであしからず・・。1. 血圧の目標は「MAP ≧ 65 mmHg」ノルアドレナリンを使用する最大の目的は、臓器への血流を維持するこ...
循環器

たこつぼ型心筋症

疫学好発層: 患者の80〜90%以上が女性であり、特に閉経後の中高年女性(平均年齢67〜70歳)に圧倒的に多く発症します。発症頻度: 急性冠症候群を疑われて受診した患者の約1〜2%(女性に限れば約10%)を占めており、決してまれな疾患ではあ...
内科

Fantstic fourはどうやって導入するか

Fantastic Fourって?心不全治療におけるFantastic Fourとは、「2025年改訂版 心不全診療ガイドライン」において、左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)の標準的な主要薬物治療として推奨されている4つの薬剤を指しま...
循環器

血液分布異常性ショック【なぜ分布異常が起きる?】

ショックへの対応についてはこちらの記事をご覧いただければ幸いです。臨床現場で頻繁に遭遇する「ショック」ですが、その中でも少しイメージが掴みにくいのが「血液分布異常性ショック」です(個人的に最も苦手とする分野です・・・・)。そもそも「血液分布...