2026-06

内科

薬剤熱ーDrug feverー 約18〜30%で皮疹を伴う

感染症治療中にしばしば悩まされる薬剤熱。「あれ、感染症の治療は上手くいっているはずなのに、また患者さんが発熱している……?」病棟で患者さんを診ていると、こんな場面に遭遇することは少なくありません。感染症の治療中に再び発熱が見られた場合、見逃...
感染症

前庭神経炎でCRPは上昇するのか

これまでに特に既往のない方のめまいで、前庭神経炎と診断がついた症例を経験しました。血液検査でCRPが軽度上昇しており、ふと「前庭神経炎って炎症と名がつくくらいだから、CRPも上昇するのか・・・・?」と疑問に思い調べました。まずは一般事項の復...
循環器

LVEDPまとめ

UpToDateをメインにまとめました。定義と正常値LVEDPは左室拡張末期圧の略称であり、正常値は4〜12 mmHgである("The normal LVEDP is 4 to 12 mmHg.")。多くの場合、左室の血行動態的な健康状態を...
循環器

ドブタミンの使い方や注意点

お恥ずかしながら個人的にいまいち使い所のわからない薬剤でして、あらためて薬理作用や使いどころ、ガイドラインでの立ち位置などをまとめてみました。薬理作用ドブタミンはカテコラミンの一種で、β作用(主にβ1作用)が主体の強心薬です。 β1作用には...
循環器

ラピチェック®を信じていいのか

突然の胸痛などで急性心筋梗塞が疑われる際、わずか15分で超急性期の心筋傷害を捉えることができる迅速検査キット「ラピチェック®」。 非常に感度が高く優れたツールである一方、実は「陽性が出た=必ず心筋梗塞である」とは限らないのをご存知でしょうか...
循環器

僧帽弁収縮期前方運動(SAM)はなぜ生じるのか

SAM(Systolic Anterior Motion)とは、日本語で「僧帽弁収縮期前方運動」と呼ばれる心臓の異常な動きのことです。心臓が収縮する際に、僧帽弁が誤って前方へ押し出されてしまう異常な現象です。かつてはHCM特有のものと考えら...
感染症

グラム陰性桿菌のグループ分け

※管理人所属の院内勉強会のメモです。グラム陰性桿菌は、獲得しうる薬剤耐性機序に基づき、主に以下のグループに分類される。PEK ESBLsを産生する可能性がある腸内細菌目細菌のグループである。含まれる菌種Proteus mirabilisEs...
感染症

抗菌薬が効かなかった時に、何を考えるか

※管理人所属の院内勉強会のメモです。抗菌薬を投与しても経過が芳しくない場合、安易な抗菌薬の変更や漫然とした投与期間の延長を行うべきではない。原点に立ち返り、感染症診療のトライアングルである患者背景、感染臓器、原因微生物を常に見直す姿勢が求め...
呼吸器

胸腔穿刺前に抗血栓薬の休薬は必要か

日常診療で胸水や腹水の貯留に対して大量穿刺を行う際、患者さんがDOACや抗血小板薬などの抗血栓薬を内服していると、具体的に何日前から休薬すべきか悩む場面はないでしょうか。胸腔穿刺や腹腔穿刺は一般的に出血リスクが極めて低い手技とされています。...
内分泌・代謝内科

スタチンで筋痛がでたら即中止?

日常診療において、心血管イベントの予防にスタチンは欠かせない薬剤ですが、「筋肉が痛い」「CKが上がった」といった理由で継続に悩むケースは少なくありません。今回は、スタチン関連の筋症状にどのように対応すべきか、そして代替薬の選択肢について、2...