論文

循環器

僧帽弁収縮期前方運動(SAM)はなぜ生じるのか

SAM(Systolic Anterior Motion)とは、日本語で「僧帽弁収縮期前方運動」と呼ばれる心臓の異常な動きのことです。心臓が収縮する際に、僧帽弁が誤って前方へ押し出されてしまう異常な現象です。かつてはHCM特有のものと考えら...
内分泌・代謝内科

甲状腺ホルモンFT4とFT3について

甲状腺ホルモン生成の機序FT4(および大元となるT4)の生成機序 血中を循環するT4の100%は甲状腺で直接産生されます。 甲状腺の濾胞内で、酵素の働きによりヨウ素がサイログロブリンの特定の部分に結合し、それらが組み合わさることでT4が形成...
呼吸器

胸腔穿刺前に抗血栓薬の休薬は必要か

日常診療で胸水や腹水の貯留に対して大量穿刺を行う際、患者さんがDOACや抗血小板薬などの抗血栓薬を内服していると、具体的に何日前から休薬すべきか悩む場面はないでしょうか。胸腔穿刺や腹腔穿刺は一般的に出血リスクが極めて低い手技とされています。...
内分泌・代謝内科

スタチンで筋痛がでたら即中止?

日常診療において、心血管イベントの予防にスタチンは欠かせない薬剤ですが、「筋肉が痛い」「CKが上がった」といった理由で継続に悩むケースは少なくありません。今回は、スタチン関連の筋症状にどのように対応すべきか、そして代替薬の選択肢について、2...
救急

強直性脊椎炎診療のピットフォール:見落とされやすい大腿骨頭壊死のリスクと積極的MRIスクリーニングの重要性

1. 論文情報タイトル: Bilateral Avascular Necrosis of the Femoral Heads in Ankylosing Spondylitis Requiring Staged Total Hip Arth...
循環器

STEMIプライマリPCIにおけるLVEDP測定の意義(HORIZONS-AMI解析)

論文情報Prognostic Utility of Left Ventricular End-Diastolic Pressure in Patients with ST-Segment Elevation Myocardial Infar...
救急

坐骨神経痛

「坐骨神経痛」の原因や神経学的所見をNEJMレビュー論文を基に解説。L4-S1の圧迫による症状の違いや、SLRT等の身体診察のポイントを臨床目線で整理しました。日々の診療や学習の振り返りにお役立てください。
内科

寝汗にどう対応するか

時折、内科外来で相談されることのある「寝汗」。多少の寝汗であれば。経過観察で良いのですが、「パジャマを着替えないほどいけないほどの寝汗」で悩まされる方もたまにおられます。国家試験的には悪性リンパ腫や結核などが思い浮かぶのですが、実際にはそう...
内分泌・代謝内科

ADH【なぜ胸腔内圧が上がるとADHは分泌されるか】

ADH(バソプレシン)の分泌メカニズムを様々な文献を読みまとめました。胸腔内圧上昇でADHが分泌される理由を「心房経壁圧較差(ATPG)」の視点から紐解きます。心不全で分泌が抑制されない理由など、私が日頃疑問に思っていたことも綴りました。
循環器

Anthem徴候

Anthem徴候は、中心静脈圧(CVP)上昇を評価する新しい身体所見です。手を胸骨に置くだけで判定でき、頚静脈圧(JVP)の確認が難しい肥満患者や初心者に有用です。本記事では具体的な手順、メカニズム、JVPとの使い分けについて解説します。