身体診察

内科

上大静脈症候群

以前、著明な顔面浮腫、気道浮腫で上気道閉塞にいたった症例を経験しました。お恥ずかしながら、severeな上大静脈症候群を経験がなく、対応に難渋してしまいました。自戒の意味を込めて、改めて上大静脈症候群について、複数の文献を参照しつつまとめ直...
内科

寝汗にどう対応するか

時折、内科外来で相談されることのある「寝汗」。多少の寝汗であれば。経過観察で良いのですが、「パジャマを着替えないほどいけないほどの寝汗」で悩まされる方もたまにおられます。国家試験的には悪性リンパ腫や結核などが思い浮かぶのですが、実際にはそう...
内科

咽頭痛

「のどが痛い」と訴える患者さんへのアプローチ法を内科医が詳しく解説。嚥下時痛の有無による鑑別から診察のコツ、絶対に見逃してはいけない「killer sore throat」の危険なサインまで、若手医師や医療従事者が知っておきたい咽頭痛の診療ノウハウをまとめました。
循環器

血液分布異常性ショック【なぜ分布異常が起きる?】

ショックへの対応についてはこちらの記事をご覧いただければ幸いです。臨床現場で頻繁に遭遇する「ショック」ですが、その中でも少しイメージが掴みにくいのが「血液分布異常性ショック」です(個人的に最も苦手とする分野です・・・・)。そもそも「血液分布...
医師が知っておきたい歯科のこと

巨舌症【腫瘍や全身性疾患を見逃さない】

巨舌症(巨大舌)の診断方法や成人の主な原因疾患について、元歯科医の内科医が解説します。舌腫瘍はもちろん、AL型アミロイドーシスや甲状腺機能低下症、先端巨大症といった見逃してはいけない全身疾患との関連や、鑑別のポイントを分かりやすくまとめました。
内科

心不全【初期対応とNohria-Stevenson分類を考えた治療】

急性心不全の初期対応から治療戦略まで、現役内科医がガイドラインに基づき解説。Nohria-Stevenson分類を用いた病態評価(Wet/Dry, Warm/Cold)、利尿薬・血管拡張薬の使い分けなども記載しました。
循環器

Anthem徴候

Anthem徴候は、中心静脈圧(CVP)上昇を評価する新しい身体所見です。手を胸骨に置くだけで判定でき、頚静脈圧(JVP)の確認が難しい肥満患者や初心者に有用です。本記事では具体的な手順、メカニズム、JVPとの使い分けについて解説します。
内科

溶連菌性咽頭炎・扁桃炎

咽頭炎全体における溶連菌性咽頭炎の位置づけ咽頭炎患者の90%はウイルス感染症であり、細菌性は少数派です。しかし、細菌性咽頭炎の中ではA群溶連菌(GAS)が最も重要であり、成人咽頭炎の約10%を占めるとされています。 急性咽頭炎の 15-30...
医師が知っておきたい歯科のこと

抗不整脈薬と嗅覚・味覚障害

先日、アミオダロン開始後に味覚障害(低下)を訴えた症例に遭遇しました。アミオダロン休薬後、1周間程度で完全にもとに戻りました。「抗不整脈薬で味覚障害はきたすのだろうか」と疑問に思い調べました。以下の論文に出会ったので読んでみました。1. 論...
内科

眼瞼結膜の蒼白は貧血の検出に有効か

結論から言うと、眼瞼結膜は「重症貧血(Hb < 5 g/dL)の確定診断」には有用ですが、「貧血のスクリーニング(除外)」には不向きと言えます。Hb が低くなるほど身体所見の感度は高く,特異度は低くなるはずですが、下の表ではその傾向明らかで...