救急

内科

新規の左脚ブロック

新規の左脚ブロック(LBBB)を見たとき、何を疑えばよいか。JCS 2018・ESC 2023の扱い、Sgarbossa/Smith修正基準、AMIは約3分の1という報告、虚血以外の原因(心筋症・TAVI後・心サルコイドーシスなど)を文献の原文と図で整理しました。
内科

HINTSは「眼振がある患者」にだけ使う検査

HINTS検査は安静時眼振がある急性めまいにだけ使う検査です。JAMA Neurology 2026年のレビューをもとに、中枢徴候の先行確認、眼振がない場合の歩行評価、HINTS+、日本語アルゴリズムを医師向けに解説します。
救急

救急で見逃したくない二次性頭痛のピットフォール

SAHは「突然」より「ピークまでの時間」で聞く。警告出血とCT陰性の4条件、後頭部痛+TIAの椎骨動脈解離、画像が正常でも病歴で疑うRCVSまで、救急の頭痛で見逃したくないポイントを整理しました。
内科

低ナトリウム血症=Na欠乏 とは限らない

低ナトリウム血症の診断を血漿浸透圧・尿浸透圧・尿Naの3ステップで整理。3%食塩水は生理食塩水100mLに10%塩化ナトリウム30mLを加えて作ります。補正速度の上限、過補正時の対応、進行予測まで研修医の先生向けにまとめました。
救急

JRC蘇生ガイドライン2025:第2章 成人の二次救命処置(ALS)改訂点・踏襲事項まとめ

JRC蘇生ガイドライン2025の成人ALSを2020年版と比べて整理しました。静脈路優先への変更、難治性VFへのDSEDとベクトルチェンジ、ROSC後の37.5℃以下の発熱予防、カルシウムやPOCUSのルーチン非推奨など、改訂点と踏襲点をまとめました
救急

院外心停止における心拍再開前の搬送と現場蘇生継続の比較

1. 臨床現場における搬送判断のジレンマ院外心停止(OHCA)の現場において、救急隊や医師が直面する最も重大な判断の一つは、「現場での蘇生を継続するか、それとも心拍再開(ROSC)を待たずに病院へ搬送を開始するか」という点です。この選択は、...
循環器

胆石疝痛でST上昇?

胆石疝痛でST上昇をきたす報告はちらほら存在する寺澤秀一先生と林寛之先生の「当直御法度 第7版」を読んでいると、ACS様心電図所見を呈する疾患群の中に「胆石疝痛」と記載がありました。「こんなことあるのか・・・?」と思い文献にあたってみました...
感染症

前庭神経炎でCRPは上昇するのか

これまでに特に既往のない方のめまいで、前庭神経炎と診断がついた症例を経験しました。血液検査でCRPが軽度上昇しており、ふと「前庭神経炎って炎症と名がつくくらいだから、CRPも上昇するのか・・・・?」と疑問に思い調べました。まずは一般事項の復...
救急

強直性脊椎炎診療のピットフォール:見落とされやすい大腿骨頭壊死のリスクと積極的MRIスクリーニングの重要性

1. 論文情報タイトル: Bilateral Avascular Necrosis of the Femoral Heads in Ankylosing Spondylitis Requiring Staged Total Hip Arth...
循環器

ラピチェック®を信じていいのか

突然の胸痛などで急性心筋梗塞が疑われる際、わずか15分で超急性期の心筋傷害を捉えることができる迅速検査キット「ラピチェック®」。 非常に感度が高く優れたツールである一方、実は「陽性が出た=必ず心筋梗塞である」とは限らないのをご存知でしょうか...