救急

感染症

前庭神経炎でCRPは上昇するのか

これまでに特に既往のない方のめまいで、前庭神経炎と診断がついた症例を経験しました。血液検査でCRPが軽度上昇しており、ふと「前庭神経炎って炎症と名がつくくらいだから、CRPも上昇するのか・・・・?」と疑問に思い調べました。まずは一般事項の復...
循環器

ドブタミンの使い方や注意点

お恥ずかしながら個人的にいまいち使い所のわからない薬剤でして、あらためて薬理作用や使いどころ、ガイドラインでの立ち位置などをまとめてみました。薬理作用ドブタミンはカテコラミンの一種で、β作用(主にβ1作用)が主体の強心薬です。 β1作用には...
循環器

ラピチェック®を信じていいのか

突然の胸痛などで急性心筋梗塞が疑われる際、わずか15分で超急性期の心筋傷害を捉えることができる迅速検査キット「ラピチェック®」。 非常に感度が高く優れたツールである一方、実は「陽性が出た=必ず心筋梗塞である」とは限らないのをご存知でしょうか...
救急

強直性脊椎炎診療のピットフォール:見落とされやすい大腿骨頭壊死のリスクと積極的MRIスクリーニングの重要性

1. 論文情報タイトル: Bilateral Avascular Necrosis of the Femoral Heads in Ankylosing Spondylitis Requiring Staged Total Hip Arth...
内分泌・代謝内科

アルコール性ケトアシドーシス

アルコール性ケトアシドーシス(AKA)は、慢性的なアルコール多飲を背景とし、栄養不良(飢餓)と脱水が複雑に重なることで発症します。血液ガス検査では著明なアシドーシスや頻呼吸を呈するものの、比較的重症感に乏しく意識が清明であることが多いのが特...
呼吸器

成人の気道異物(foreign body aspiration; FBA)

「咽頭痛のアプローチ」「SpO2低下時の対応」など、これまで上気道トラブルについていくつか取り上げてきました。今回はその延長線上にある、しかし日常診療では意外と忘れられがちな「成人の気道異物(airway foreign body)」を整理...
内科

破傷風

嫌気性菌である破傷風菌(Clostridium tetani)が産生する神経毒素(テタノスパスミン)によって,全身の骨格筋の強直性けいれんと持続的緊張をきたす重篤な感染性疾患です。受傷後3日~3週間で発症し、発症した場合の致死率は20~50...
内科

上大静脈症候群

以前、著明な顔面浮腫、気道浮腫で上気道閉塞にいたった症例を経験しました。お恥ずかしながら、severeな上大静脈症候群を経験がなく、対応に難渋してしまいました。自戒の意味を込めて、改めて上大静脈症候群について、複数の文献を参照しつつまとめ直...
救急

坐骨神経痛

「坐骨神経痛」の原因や神経学的所見をNEJMレビュー論文を基に解説。L4-S1の圧迫による症状の違いや、SLRT等の身体診察のポイントを臨床目線で整理しました。日々の診療や学習の振り返りにお役立てください。
内科

急性腸管膜虚血

致死率が高く診断が難しい急性腸間膜虚血、特に非閉塞性腸管虚血(NOMI)の診断ポイントをまとめました。疑うべき初期症状や造影CT検査の重要性、読影時の見逃せないサインを実践的にまとめました。日々の救急や病棟診療での見逃し防止に役立てば幸いです。