内科

頚原性頭痛は職業やライフスタイルを聞け

頸原性頭痛(頚原性頭痛)は慢性頭痛の15〜20%を占めるのに、緊張型頭痛として見逃されやすい二次性頭痛です。片側固定の痛み、片頭痛との鑑別、CFRTなどの診察手技、大後頭神経ブロックの手順を、自験4例とあわせて解説します。
呼吸器

肺結節の診断と管理における臨床指針:NEJMレビュー論文より

胸部CTで偶然見つかった肺結節をどう扱うか。NEJM 2026年のレビューをもとに、充実型・部分充実型・すりガラス型の分類と良性判定に必要な観察期間、予測モデルによるリスク評価、気管支鏡と経胸壁針生検の比較、縮小手術まで整理しました。
循環器

心不全:クリニカルシナリオ(CS)がガイドラインから削除された理由

急性心不全の初期対応で使われてきたクリニカルシナリオ(CS分類)が、2025年改訂の心不全ガイドラインから消えました。血圧だけで判断する限界、うっ血と低灌流の直接評価、CHAMPITによる原因検索など、削除の背景と今後の初期対応を解説します。
救急

JRC蘇生ガイドライン2025:第2章 成人の二次救命処置(ALS)改訂点・踏襲事項まとめ

JRC蘇生ガイドライン2025の成人ALSを2020年版と比べて整理しました。静脈路優先への変更、難治性VFへのDSEDとベクトルチェンジ、ROSC後の37.5℃以下の発熱予防、カルシウムやPOCUSのルーチン非推奨など、改訂点と踏襲点をまとめました
救急

院外心停止における心拍再開前の搬送と現場蘇生継続の比較

1. 臨床現場における搬送判断のジレンマ院外心停止(OHCA)の現場において、救急隊や医師が直面する最も重大な判断の一つは、「現場での蘇生を継続するか、それとも心拍再開(ROSC)を待たずに病院へ搬送を開始するか」という点です。この選択は、...
内科

CRBSI(catheter-related blood stream infection)カテーテル関連血流感染症

カテーテル留置中の発熱でCRBSIを疑ったら何をするか。診断基準、血液培養とカテ先培養の結果の読み方(組み合わせ表)、バンコマイシンを軸にした経験的治療、抜去か温存かの判断、菌種別の治療期間、再挿入のタイミングまでまとめました。
感染症

カンジダ腎盂腎炎

先日、初めてカンジダ腎盂腎炎を経験したので、自身の反省点や各症例報告からまとめました。症状側腹部痛および/または腹痛: 側腹部の痛みは数日から数週間にわたって存在することがあります。CVA叩打痛・圧痛腹部の圧痛排尿痛、頻尿、恥骨上部の不快感...
感染症

「血培陽性=2週間抗菌薬投与」はもう古い?血流感染症の常識を覆すメガトライアル「BALANCE trial」

血液培養が陽性になった。さて、抗菌薬はいつまで投与しますか?病棟業務や他科からのコンサルトにおいて、最も頻繁に遭遇するこの疑問。これまで血流感染症(BSI)に対しては、明確なエビデンスが乏しいまま「とりあえず2週間」というプラクティスが半ば...
感染症

抗菌薬関連脳症(antibiotic-associated encephalopathy: AAE)はメトロニダゾールやセフェピムだけではない

抗菌薬関連脳症(AAE: Antibiotic-Associated Encephalopathy)は、抗菌薬投与により引き起こされる神経毒性による脳症で、入院患者の譫妄の過小評価されている原因です。今回、以下の論文を参考にAAEについてま...
感染症

Bacterial translocationは感染源不明の発熱をきたす

BTとは、腸管内に定着している病原菌や共生細菌、あるいはその産生・代謝物(エンドトキシン/LPSやペプチドグリカンなど)が、破綻した腸管粘膜バリアを通過して粘膜固有層に侵入し、リンパ節や血流を介して全身循環および遠隔臓器へと移行する病理学的...