当ブログ「医学のすゝめ」をご覧いただきありがとうございます。
7年ほど歯科医師(歯科口腔外科が専門)として大学病院や市中病院に勤務しておりました。とあるきっかけから、医学部に学士編入し、現在 市中病院で総合内科医として勤務しております。
このブログを立ち上げた理由は、大きく三つあります。
① アウトプットにより自身の医学知識を深め、実臨床で活かすため
学生の頃から、医学知識を整理し、体系的にまとめることが好きでした。しかし、ただ知識をインプットするだけでは、表面的な理解や自己満足にとどまり、いざ臨床の現場で活用しようとすると、十分に引き出せないことに気づきました。知識は、実際に使ってこそ意味がある。ならば、自分の中にとどめるのではなく、積極的にアウトプットすることで、より深く定着させ、実臨床で活かせる形へと磨き上げられるのではないか——そう考え、このブログを始めました。
② 研修医や若手医師に「すぐに使える知識」を届けるため
初期研修医の頃、「パッと見て、すぐに行動に移せるようなサイトがあればいいのに」と思うことが多々ありました。そこで、「このブログを読めば、今日からの診療が変わる」という実践的な内容を発信することを心がけています。研修医や若手医師が現場で迷わず動けるよう、わかりやすく実用的な情報を提供していきます。
③医師に必要な歯科の知識を、歯科医師に必要な医科の知識を届けるため
「お互いに理解があれば、もっと医科歯科連携が進むのに」—— そう感じる場面が幾度となくありました。医学部のカリキュラムにも歯科に関する講義はありますが、その多くは耳鼻咽喉科・頭頸部外科の範囲に留まり、口腔の健康が全身に及ぼす影響や、日常診療で直面する歯科的問題への具体的な対処法までは十分にカバーされていません。
一方で、歯学部にも医科の講義はありますが、実臨床で応用できる知識とは言い難い内容が多かった印象です(私が在籍していたころと大きく変わっているかもしれませんが。。。。。)。
医科と歯科、それぞれの専門性の狭間にある知識のギャップが、連携の障壁になっているのではないか——そのギャップを埋めたいと思い、このブログを立ち上げました。医師に必要な歯科の知識、そして歯科医師に必要な医科の知識を、できるだけシンプルに発信していきたいと思います。
至らぬ点もあるかと思いますが、お役に立てれば幸いです。