発熱

内科一般

意識障害に対するアプローチを徹底解説! 研修医が知るべき救急外来の対応

本記事では、救急外来における意識障害の初期対応の流れ、実践的なアプローチ、鑑別診断のポイントを解説します。①ABCの安定を最優先に考える②低血糖をまず否定する③意識障害を正確に評価する④バイタルサイン、身体所見、病歴をおろそかにしない⑤脳卒中を疑ったら速やかに頭部CTへ⑥敗血症を疑ったらfever work up⑦その他の原因検索は「AIUEOTIPS」や「3✕5記憶法」で網羅的に行います。
救急

ショックにはどう動く?

ショックとは「末梢組織の低酸素状態」のことです。低血圧をみたら,「皮膚」「神経」「腎臓」から末梢組織の低酸素状態を示唆する所見を探しましょう。ショックかもしれないと思ったら,応援を呼ぶことが大切です。 「猿も聴診が好き」、「RUSH exam」で原因検索をしましょう。ショックにはとにかくリンゲル液を全開で投与します。sBP > 90 mmHg が維持できない場合、ノルアドレナリンを末梢から、ノルアドレナリン(ノルアドリナリン® 1 mg/1 mL) 5A+生理食塩水45 mLを2 mL/hrで開始します。
呼吸器

肺梗塞は肺炎と誤診しやすい

肺梗塞についてまとめました。肺梗塞は発熱や呼吸困難感、胸痛などを呈し、画像所見も肺炎と誤診しやすいです。肺梗塞を疑うポイントは深部静脈血栓症(DVT)を疑う患者背景や身体所見です。肺梗塞の塞栓の原因としてDVTが多いため、その原因となるような悪性腫瘍や長時間の安静がないかを問診します。片側性の下腿浮腫などの身体所見も重要です。
小児

小児の尿路感染症へのアプローチ

小児の上部尿路感染症についての記事です。生後3カ月までの児では男児に多く,女児の2~5倍の頻度です。以降は女児が多く,全小児では男児に比べて女児は3~4倍の発症頻度です。尿路感染症に特異的な症状はなく、乳幼児の尿路感染症は発熱と嘔吐であることが多いです。感染フォーカスが不明な場合には、必ず尿検査・尿培養を行います。 第一選択はセフォタキシム注射用 1日100mg/kg 分3 静注を使用します。