感染症

【歯科編が登場】厚生労働省 抗微生物薬適正使用の手引き 第四版

2026年1月16日に厚生労働省より抗微生物薬適正使用の手引き 第四版が登場しました。なんと、これまでになかった【歯科編】が登場しました。「抗微生物薬適正使用の手引き 第四版【歯科編】」の内容をまとめ、そしてQ&A形式で、歯科における抗菌薬...
内分泌・代謝内科

尿路性器感染症患者のSGLT2阻害薬の中断は適切か?

尿路感染症患者に対してSGLT2阻害薬を中止すべきかどうか、私自身悩むことが多かったです。根拠をもって継続したい、と思い文献検索すると以下の論文がヒットしました。「Kittipibul, V, Cox, Z, Chesdachai, S. ...
医師が知っておきたい歯科のこと

夜間に義歯を装着したまま眠ると肺炎リスクが2.3倍上昇する

もと歯科医師として、入院患者さんには「義歯を外して寝るようにしてください」と指導しています。「雑菌が増え、口腔衛生上悪いから」と考えていましたが、実際エビデンスはあるのだろうか、と思い調べたところ、以下の論文を見つけました。Iinuma T...
内科

腸管外Clostridioides difficile感染症

先日、典型的なClostridioides difficile(CD)感染症を経験し、「そもそも下痢を伴わないCD感染症ってあるのだろうか・・・・・」と文献を調べていると腸管外CD感染症について記載されている論文がありました。聞いたことはあ...
医師が知っておきたい歯科のこと

難治性顎骨壊死の重症化における耐性菌の関与:細菌学的リスク因子の解析〜楠本ら2025〜

MRONJに関して個人的に興味深い論文をみつけたのでご紹介します(MRONJのポジションペーパー2023年に関する記事も過去に記載しました)。「Kusumoto J, Muraki Y, Iwata E, Matsumura M, Furu...
内科

CO2ナルコーシス防止のための適正SpO2は?

CO2ナルコーシスとはCO2ナルコーシスとは、慢性的な呼吸不全がある患者に対し、過剰な酸素投与を行うことで引き起こされる意識障害や呼吸抑制の状態を指します。酸素は「薬」であり、特にリスク患者においては過剰投与が不十分な投与と同等、あるいはそ...
内科

眼瞼結膜の蒼白は貧血の検出に有効か

結論から言うと、眼瞼結膜は「重症貧血(Hb < 5 g/dL)の確定診断」には有用ですが、「貧血のスクリーニング(除外)」には不向きと言えます。Hb が低くなるほど身体所見の感度は高く,特異度は低くなるはずですが、下の表ではその傾向明らかで...
救急

けいれんが始まった!どうする?【まずはABC】

「けいれん」はとにかく A(気道),B(呼吸),C(循環)に対応する必要があります。特に、けいれんが始まったらまず「脈が触れるか」確認します。低血糖もチェックします。ジアゼパム(ホリゾン Ⓡ)5 mg 静注で、できる限り早く止める必要があります。けいれんが収まり、ABCも安定したら原因検索を行います。情報聴取、血液検査、動脈血液ガス、頭部CTなどを行います。
内科

【救急外来】肺炎を正しく評価しよう【バイタルサインが重要】

肺炎は救急外来で多くみられる疾患ですが、意外にも診断に苦慮することがあります。高齢者や誤嚥性肺炎を起こしうる患者さんでは呼吸数の増加、発熱をみたら肺炎を疑います。画像所見だけで肺炎と診断してはいけません。大事なのはあくまで、バイタルサインや身体所見、聴診所見です。肺炎の重症度にはA-DROPが有用です。項目にもあるように、呼吸や脱水の評価が重要です。検査は血ガスやグラム染色(培養)、血液培養、尿中抗原検査があります。尿中抗原検査は感度は陰性だからといって否定できるわけではない点に注意です。
内科

慢性疾患に伴う貧血(ACD)の「慢性疾患」とは?

慢性疾患に伴う貧血(Anemia of chronic disease;ACD)は二次性貧血のひとつです。ヘプシジンの増加により貯蔵鉄などの利用が障害され、血清鉄が低下し、鉄が骨髄に運搬されず、赤血球産生が低下することにより貧血になります。慢性疾患がある場合、Hb ≧ 9 g/dL で、末梢血に異常細胞なく、鉄欠乏性貧血でなければ慢性疾患に伴う貧血と考えられることがほとんどです。貧血自体の治療よりも、基礎疾患の診断や治療が重要です。