内科

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急性胆管炎-Acute Cholangitis-

急性胆管炎は、消化器内科や外科だけでなく、救急外来や一般内科でも遭遇する頻度の高い疾患です。しかし、似た名前の「胆嚢炎」とは病態や重症度が大きく異なります。胆管炎は「敗血症の原因No.1」とも言われるほど容易に重症化し、迅速な対応(ドレナー...
内科

胃食道逆流症(GERD)

GERDの分類GERDは、食道粘膜傷害(びらん・潰瘍)の有無によって大きく2つに分類されます。分類にはロサンゼルス分類が用いられます より引用逆流性食道炎(びらん性GERD) 内視鏡的に食道粘膜傷害(びらん)を認めるもの。◦ 軽症: Gra...
内科

化膿性肝膿瘍

先日、発熱・体動困難で受診した高齢者の肝膿瘍がきました。これまでの経験や文献を元にまとめました。肝膿瘍は化膿性(Pyogenic)とアメーバ性(Amebic)に分類され、今回は化膿性についてです。原因と病態化膿性肝膿瘍は、主に以下の経路で発...
内分泌・代謝内科

糖尿病患者のシックデイ時の対応

シックデイ(Sick Day)とは?糖尿病治療中に、発熱、下痢、嘔吐、あるいは食欲不振などを伴う急性の病気にかかった状態を「シックデイ」と呼びます。 この状態では、感染症や身体的ストレスにより、カテコールアミンやコルチゾールといったストレス...
内科

眼瞼結膜の蒼白は貧血の検出に有効か

結論から言うと、眼瞼結膜は「重症貧血(Hb < 5 g/dL)の確定診断」には有用ですが、「貧血のスクリーニング(除外)」には不向きと言えます。Hb が低くなるほど身体所見の感度は高く,特異度は低くなるはずですが、下の表ではその傾向明らかで...
内分泌・代謝内科

糖毒性

糖毒性とは糖毒性とは、高血糖状態が持続することによって膵臓のβ細胞が障害を受け、インスリン分泌能が低下し、さらなる高血糖状態を引き起こすという「悪循環」の状態を指します。 この状態を解除(糖毒性解除)するためには、基本的に「膵β細胞を働かせ...
内分泌・代謝内科

尿路性器感染症患者のSGLT2阻害薬の中断は適切か?

尿路感染症患者に対してSGLT2阻害薬を中止すべきかどうか、私自身悩むことが多かったです。根拠をもって継続したい、と思い文献検索すると以下の論文がヒットしました。「Kittipibul, V, Cox, Z, Chesdachai, S. ...
内科

CO2ナルコーシス防止のための適正SpO2は?

CO2ナルコーシスとはCO2ナルコーシスとは、慢性的な呼吸不全がある患者に対し、過剰な酸素投与を行うことで引き起こされる意識障害や呼吸抑制の状態を指します。酸素は「薬」であり、特にリスク患者においては過剰投与が不十分な投与と同等、あるいはそ...
内科

【救急外来】肺炎を正しく評価しよう【バイタルサインが重要】

肺炎は救急外来で多くみられる疾患ですが、意外にも診断に苦慮することがあります。高齢者や誤嚥性肺炎を起こしうる患者さんでは呼吸数の増加、発熱をみたら肺炎を疑います。画像所見だけで肺炎と診断してはいけません。大事なのはあくまで、バイタルサインや身体所見、聴診所見です。肺炎の重症度にはA-DROPが有用です。項目にもあるように、呼吸や脱水の評価が重要です。検査は血ガスやグラム染色(培養)、血液培養、尿中抗原検査があります。尿中抗原検査は感度は陰性だからといって否定できるわけではない点に注意です。
内科

慢性疾患に伴う貧血(ACD)の「慢性疾患」とは?

慢性疾患に伴う貧血(Anemia of chronic disease;ACD)は二次性貧血のひとつです。ヘプシジンの増加により貯蔵鉄などの利用が障害され、血清鉄が低下し、鉄が骨髄に運搬されず、赤血球産生が低下することにより貧血になります。慢性疾患がある場合、Hb ≧ 9 g/dL で、末梢血に異常細胞なく、鉄欠乏性貧血でなければ慢性疾患に伴う貧血と考えられることがほとんどです。貧血自体の治療よりも、基礎疾患の診断や治療が重要です。