内科

呼吸器

リンパ節結核(結核性リンパ節炎)はParadoxical reactionに注意

リンパ節結核は、Mycobacterium tuberculosisを原因菌とするリンパ節の炎症であり、肺外結核の中では結核性胸膜炎に次いで多く(肺外結核の約20%)、頻度の高い疾患です。疫学結核性リンパ節炎は、結核性胸膜炎に次いで肺外結核...
内科

薬剤熱ーDrug feverー 約18〜30%で皮疹を伴う

感染症治療中にしばしば悩まされる薬剤熱。「あれ、感染症の治療は上手くいっているはずなのに、また患者さんが発熱している……?」病棟で患者さんを診ていると、こんな場面に遭遇することは少なくありません。感染症の治療中に再び発熱が見られた場合、見逃...
循環器

胆石疝痛でST上昇?

胆石疝痛でST上昇をきたす報告はちらほら存在する寺澤秀一先生と林寛之先生の「当直御法度 第7版」を読んでいると、ACS様心電図所見を呈する疾患群の中に「胆石疝痛」と記載がありました。「こんなことあるのか・・・?」と思い文献にあたってみました...
循環器

ラピチェック®を信じていいのか

突然の胸痛などで急性心筋梗塞が疑われる際、わずか15分で超急性期の心筋傷害を捉えることができる迅速検査キット「ラピチェック®」。 非常に感度が高く優れたツールである一方、実は「陽性が出た=必ず心筋梗塞である」とは限らないのをご存知でしょうか...
循環器

僧帽弁収縮期前方運動(SAM)はなぜ生じるのか

SAM(Systolic Anterior Motion)とは、日本語で「僧帽弁収縮期前方運動」と呼ばれる心臓の異常な動きのことです。心臓が収縮する際に、僧帽弁が誤って前方へ押し出されてしまう異常な現象です。かつてはHCM特有のものと考えら...
循環器

LVEDPが高いたこつぼ心筋症は予後が悪い

以前、「LVEDPが高いたこつぼ心筋症の患者の予後は悪い」と上司から教えてもらい、気になったため 文献を探しました。Iannaccone G, Graziani F, Del Buono MG, Camilli M, Lillo R, Ca...
循環器

ドブタミンの使い方や注意点

お恥ずかしながら個人的にいまいち使い所のわからない薬剤でして、あらためて薬理作用や使いどころ、ガイドラインでの立ち位置などをまとめてみました。薬理作用ドブタミンはカテコラミンの一種で、β作用(主にβ1作用)が主体の強心薬です。 β1作用には...
内分泌・代謝内科

甲状腺ホルモンFT4とFT3について

甲状腺ホルモン生成の機序FT4(および大元となるT4)の生成機序 血中を循環するT4の100%は甲状腺で直接産生されます。 甲状腺の濾胞内で、酵素の働きによりヨウ素がサイログロブリンの特定の部分に結合し、それらが組み合わさることでT4が形成...
呼吸器

胸腔穿刺前に抗血栓薬の休薬は必要か

日常診療で胸水や腹水の貯留に対して大量穿刺を行う際、患者さんがDOACや抗血小板薬などの抗血栓薬を内服していると、具体的に何日前から休薬すべきか悩む場面はないでしょうか。胸腔穿刺や腹腔穿刺は一般的に出血リスクが極めて低い手技とされています。...
内分泌・代謝内科

スタチンで筋痛がでたら即中止?

日常診療において、心血管イベントの予防にスタチンは欠かせない薬剤ですが、「筋肉が痛い」「CKが上がった」といった理由で継続に悩むケースは少なくありません。今回は、スタチン関連の筋症状にどのように対応すべきか、そして代替薬の選択肢について、2...